このサークルさんの作品にしては珍しく、ヒロインが突っ込み体質です(笑)
ものすごくかわいいです。
主人公もかわいいです、なぜか。
笑えます、泣けます。
物語はかなり陰惨で、ハードなHシーンもあるのですが、ちゃんとフォローされているのでHシーンに耐性があるなら女性にもお勧めできます。
絵の方は好みの分かれる所でしょう。
ですが、感動的なストーリーと軽妙なギャグ、そして値段以上のボリュームは同人ソフトの域を超えていると思います。

数年前に某パソコン雑誌の付録CDに、体験版が入っていました。
当時はエロとは何かわからなかった小学生。数年後、そういう世界もあるのだと、その封を切ってみると、何より印象に残ったのがその文章の耽美で感動的なこと。

いつまでも記憶に残っていたので、20才になりこの作品を思い切って購入(初DLsiteでした)。ラストシーンに近づくにつれどんどんのめりこみました。
「エロシーンなんて飾りです、偉い人(ry」と叫びたくなるほど、このサークルさんの文章は美しいです。

ノベルゲーム形式で、選択肢はなし。およそ5時間で終わります。
他の方も書いておられますが、まずは体験版でその文章に触れてみてください。噛みしめる様な日常の風景に引き込まれたら、あなたもこのサークルのファンになっていることでしょう。

イラストは少し独特で、好みが分かれるかもしれません。
エロシーンはストーリー上、強姦モノ・鬼畜凌辱的なシーンが含まれますが、それが一層彼らの純愛を引き立てています。
サウンドは、終盤のある方々との闘いのシーンで少しミスマッチ感を感じました。が、気にならない熱さ。
システム周りは今どきの他のゲームと比べると古臭いかもしれませんが、不便さは感じません。

個人的には
「こん君、姉貴、…最高です。いつまでもついていきますww」
「真白ちゃんモフモフしたいお。でもこん君いるから自重あああああああああ!!!」
「神父、いつまでも漫才してなさいw」
「お母さん、娘に存在感奪われすぎです(泣)」
といったところでしょうかwww
私が物書きを志した作品でもあります。いつかこんな文章を書いてみたい…。
このサークルの他の作品もどんどんプレイしていきたいと感じました。

こちらのサークル様にしては、甘くのろけた内容だと思います(偏見?
ゲームとしてはただ文章を読み続けていくだけですが
ストーリーは深くて魅入らせられてしまうくらいに深く濃く
さらにテンポ良く進んでいくので気付いたら最後まで見終わってしまうくらい。
エロスシーンでは、こんな事を言うと失礼ですが、同サークルの別作品から見ると
偉くノーマルなシチュエーション、プレイ内容だと思うのですが
後半に行くと・・・やっぱりか?と思ってしまったり。
クリア後にはオマケがあるのですが
え?あの人が?マジで?と驚かされました。
(薄々感付いてはいたけれど、まさかこう来るとは!)

ここのサークルさんの作品全般に言えることですがとにかくキャラクターが濃く、やり取りを見ているだけで楽しいです。
この作品では主人公とヒロインがほのぼのとした日常を過ごし、関係を深めていく展開が続きます。
この日常のやり取りがとにかく面白く、主人公とヒロインに愛着を持たせてくれます。
一方で不穏な影が時折よぎり、遂には凶悪な形となって関係者たちに襲い掛かってきます。
このサークルの作品を買ったことのある人には言うまでもないことですが
エロシーンはとにかくハードで容赦ないです。ただ、こちらの作品は比較的甘い方だと思います。
また、ドラマ的盛り上げとうまく噛み合って非常に熱いバトルシーンや切ないクライマックスになっています。個人的には主人公の出自が印象的でした。
これ自体は他の作品と直接繋がらない単体作品ですが、実はエリュズシリーズの背景に連なる重要な作品なので同シリーズ、特に黒曜鏡をプレイした人にはお勧めです。

雨傘日傘ワールドらしく穏やかな日常に潜む淫靡な気配。そしてその中ではぐくまれる愛情。主人公の過去などどんどん引き込まれる要素盛りだくさんです!そして日常を崩壊させる外道という言葉がふさわしい悪が迫る!それに抗う雨傘日傘らしいバトルもありますよ!エリュズニールシリーズじゃないと敬遠してる人にこの言葉を送ります。きっと今もかつての世界では雪が降っている。

雨傘日傘事務所のエリュズニールの騎士シリーズや午前零時の讃美歌シリーズなどのの作品は全てプレイしたことがありますが、他はまったくプレイしたことがなかったので、プレイしてみました。このゲームもキャラやストーリーがよく、選択肢もなかったので、とても楽めました。おすすめです。